トップ導入事例アウンコンサルティング様導入事例「メンタルヘルス不調が減少。労務・人事担当者の負担軽減や社員の成長など効果は大きい」

導入事例

トップ導入事例アウンコンサルティング様導入事例「メンタルヘルス不調が減少。労務・人事担当者の負担軽減や社員の成長など効果は大きい」

アウンコンサルティング様導入事例「メンタルヘルス不調が減少。労務・人事担当者の負担軽減や社員の成長など効果は大きい」

会社名アウンコンサルティング株式会社
業種グローバル領域における
マーケティング支援事業
従業員人数62名(2024年2月末時点)

導入の背景

・会社の成長に伴い法律上、産業医の選任が必要になるため。
・テレワーク導入後に「メンタルヘルス不調」の懸念が浮き彫りに。
・メンタルヘルスに関する課題を可視化するも課題解決の施策が打てずにいた。

施策・戦略

・臨床心理士や公認心理師等の資格保有のカウンセラーが多い。
・相性が合わない場合は担当カウンセラーを変えられる。
・社内調整時の対応、カウンセリングの内容や利用方法などのわかりやすさ。

結果・成果

・メンタルヘルス不調が減少の実感。
・労務担当者・人事担当者のストレスが大幅に軽減。
・メンタルヘルス不調の解決だけでなく、自分の考え方の癖を直すために利用するメリットも。

日本でいち早くSEO(検索エンジン最適化)のサービス提供をスタートし、マーケティング支援事業を展開しているアウンコンサルティング株式会社。

テレワークの推進による環境変化で、社員のメンタルヘルスケアの重要性が増すなか「マイシェルパ」を導入。メンタルヘルス不調対策だけではなく、労務担当者・人事担当者の負担軽減や社員の成長にも役立っているといいます。

2024年2月に発表された、東京都主催「第4回TOKYOテレワークアワード」で大賞を受賞された
アウンコンサルティング株式会社 上席執行役員CSO(最高戦略責任者) 高橋 様、経理・労務・総務担当 田尻様、人事担当 石間様にお話をうかがいました。

アウンコンサルティング株式会社のご紹介と、みなさまがどんなことを担当されているかを教えてください。

高橋
当社はクライアント様の海外・多言語マーケティングの課題を、SEOなどのインターネット関連のソリューションで解決する会社です。
私は上席執行役員CSO(最高戦略責任者)として、間接部門全体のマネジメントや経営企画・戦略をメインに担当しています。

田尻
私は、経理・労務・総務を担当しており、「マイシェルパ」の導入支援を担当しました。

石間:
私は、評価業務も含め、労務以外の人事業務全般が担当業務です。

「マイシェルパ」をご検討・ご導入いただいた背景、当時抱えていた悩みを教えてください。

高橋
実は当初は、カウンセリングに特化したサービスの導入を検討していたわけではありませんでした。もともとの社員数は40名強でしたが、会社の成長に伴い次第に数が増え、事業所も統合すると50人超になったタイミングで、法律上、産業医の選任が必要になる見込みでした。そこで、社員のメンタルヘルスケアのための面談も含めた総合的なサービスを産業医に依頼することを検討し始めたのです。

産業医の選任を検討する前からも、メンタルヘルスに関する課題は感じていました。2011年から月に最大4回までの在宅勤務制度を導入していましたが、新型コロナウィルス感染症の流行を契機に、2020年4月以降、全社員を対象としたテレワークを開始しました。それまでオフィスで働いていた社員が一人で仕事をするようになると、常に同僚がいる環境とのギャップが大きく、「メンタルヘルス不調が起きる社員もいるのではないか」との懸念が浮き彫りになりました。

また、プロによるサービスを導入して社員が抱えるメンタルヘルスに関する課題を可視化するなどの取り組みも行いましたが、可視化したものの課題解決に向けた施策が打てず、悩んでいました。

そうした中、メンタルヘルスケアの知識・スキルが優れた産業医を探してはいたものの、費用が高額になり、私たちのニーズにはマッチしないと感じていました。

どのような流れで「マイシェルパ」の導入を決めたのでしょうか?

高橋
「マイシェルパ」を知ったきっかけは、展示会のブースです。全てのカウンセラーが臨床心理士や公認心理師の資格を持っているのはもちろん、さらにキャリアコンサルタント・産業カウンセラー・弁護士など、他の資格も一緒に取得しているカウンセラーが多い点に惹かれました。今の社会では、働く人の問題が複雑化していると思いますので、しっかり話を聞いたうえで、プラスアルファの対応ができそうで心強いと感じましたね。

産業医を導入した場合、基本的に一人の先生とのお付き合いになるため相性が合わない可能性を考えると、ある程度カウンセラーを選べる方が良いと感じていました。ですので抱えている課題に応じてカウンセラーに依頼できたり、相性が合わない場合は担当カウンセラーを変えられたりするのは「マイシェルパ」の大きなメリットだと思います。

ただ、メンタルヘルスケアは効果の検証がしにくい領域です。問題が起こると大きな損失につながりますが、実際に発生しないと必要性をイメージしにくいものです。さらに、導入しても本人が課題を自覚していなければ利用しませんし、自覚していても利用のハードルが高いのではと不安に感じていました。そのため、社内調整に時間がかかり、マイシェルパさんとも何度か打合せをしました。

導入目的をいくつかにわけてクリアにした結果、メンタルヘルス不調の社員の課題解決だけではなく、実は労務担当者・人事担当者の負担軽減にもつながることがわかりました。

石間:
これまではメンタルヘルス不調の社員に対する面談は、労務担当者・人事担当者が行っていました。パルスサーベイの推移を見ればメンタルヘルス不調の兆候はある程度見極められるようになってきていましたので、そこで面談を行うのですが、具体的に何について面談をすればよいのか正解が分からないですし、問題が仕事だけではなくプライベートの内容も含めて複雑化している中で労務担当者や人事担当者では解決に至らず、予防にならないということに気づきました。
また、人の悩みを受け止めるのにはパワーも時間も必要です。仕事の問題であればある程度アドバイスはできますが、プライベートの問題に関しては「どこまで踏み込めばいいのか」「内容を聞いたものの良いアドバイスが浮かばない」といったように担当者が気持ちの面で消耗してしまいます。そうしたことから、メンタルヘルス領域は、外部の専門家にお願いした方が良いと考えるようになったのです。その方が効果的で生産性が高いと思いました。

労務担当者・人事担当者の負担の軽減に効果的だと伝えることで、最終的に社内の理解を得られ、導入に至りました。

どのように「マイシェルパ」の導入を進めていきましたか。

田尻:
私たち総務で「自分ならどういった状況ならカウンセリングを受けたいか」を考えるところからスタートしました。カウンセリングに対して調子を崩した人だけが受けるものという誤ったイメージを持っている人もいるので、「自分のキャリアについて考える時間をつくりませんか」といったように、プラスなイメージをもってもらえるようにし、利用のハードルを下げる方法を話し合い、社内のポータルサイトなどでの告知に反映しました。導入時にはポータルサイト以外にも、Microsoft Teams上の全社周知のチャンネルや週1日で実施している全社の朝礼などでも周知しました。

マイシェルパさんが作成した、カウンセリングの内容や利用方法などについての資料がとてもわかりやすく、ポータルサイトでの告知にそのまま使用できて助かりましたね。

さらに、以前は月の残業時間が一定よりも多い社員に対して、労務担当者による面談を実施していたのですが、代わりに「マイシェルパ」のカウンセリングを利用してもらう仕組みに切り替えました。

「マイシェルパ」を導入したことでどのようなメリットがありましたか。

高橋:
社員のメンタルヘルス不調が減っているという実感はあります。導入してまだ半年くらいなので、離職率などの目に見える効果があらわれるのは、まだこれからだと思いますが、メンタルヘルス不調の予防として導入しているため、その点では効果を感じています。

また、労務担当者・人事担当者のストレスが大幅に軽減され、その点も非常に満足しています。

メンタルヘルス不調になると離職だけではなく、生産性の低下などの問題もあります。健康診断と同じような感覚で、予防策として定期利用する仕組みを整えていきたいです。
目的が治療ではなく、予防のため、何もなくても受けることに意味があるということを社内に浸透させていきたいですね。

利用されている社員の方の反応を教えてください。

田尻:
定期的にカウンセリングを受けている社員からは、メンタルヘルス不調の解決ではなく、自分の考え方の癖を直すために利用していると聞いています。性格的に考えすぎる傾向があるのに悩み、利用を決めたそうです。

毎月カウンセラーと話して第三者から指摘を受けることで、自分では気がつかなかった部分にすぐに気がつけるようになり、「すごくプラスになっている」と話してくれました。メンタルヘルス不調だけでなく、キャリアについてや子育てについてなど何でも話ができると伝えていたのですが、その社員はこれまでに細かいことが気になってしまう性格を直したいということで受けるようになりました。

直属の上司との1on1も実施していますが、1on1はどうしても仕事や職場の話がメインになることもあり、外部のカウンセラーとでないと、なかなか出てこない悩みだと感じています。

石間:
私はキャリアコンサルタントの資格を持っているカウンセラーの方とお話してみたいと思い、利用しました。いろいろお話することで、自分の考えを整理できて非常に良かったです。なかなか壁打ちをする機会がないので、便利ですね。

また、匿名性が担保されていることも、従業員が安心して相談できている理由だと思います。

「マイシェルパ」をどんな企業にお勧めできますか?

高橋:
福利厚生や人的資本投資として、社員が外部の専門家に相談できるサービスを導入したい会社です。特に、リモートワークが主体の会社は、上司の目が届きにくく、社員が自律的に働くことが求められます。悩みがある場合も、自分からアクションをしなければいけない傾向があります。そうしたコミュニケーションが取りにくい労働環境の中で、メンタルヘルス不調が起きた場合に自由に利用できるプラットフォームがあるのは、すごく助かりますね。

また、先ほどの社員の例もそうですが、メンタルヘルス関連の相談の場としてだけではなく、成長するためにも活用できるのは大きなメリットです。

いずれにしても、気軽に相談できる場があるのは非常に良いことだと思います。誰かに相談したいと思っても、適切な相談先を自力で探すのは簡単ではありません。

「マイシェルパ」は、カウンセラーもたくさん在籍しており、利用回数の制限もないので、相性なども含めいろいろなカウンセラーを試して、自分に合った利用の仕方を見つけられるのも魅力です。社内の状況に合わせて活用できるので、幅広い会社におすすめしたいです。

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