トップ導入事例ベースドラム様導入事例「経営陣のリソースをおさえつつ、メンバーのメンタルケアをしっかりできる体制を実現」

導入事例

トップ導入事例ベースドラム様導入事例「経営陣のリソースをおさえつつ、メンバーのメンタルケアをしっかりできる体制を実現」

ベースドラム様導入事例「経営陣のリソースをおさえつつ、メンバーのメンタルケアをしっかりできる体制を実現」

会社名ベースドラム株式会社
業種テクニカルディレクター
在籍者数40名(2024年2月時点)

ベースドラム株式会社は、世界でもあまり類を見ないテクニカルディレクター(技術監督)集団です。テクニカルディレクターは、アイディアを考える人と実行する人たちの橋渡しをして、新しいプロダクトやサービスなどを形にするポジションです。ベースドラムには、社員やフリーランス、他社所属のメンバーなどさまざまな立場のテクニカルディレクターが集まっています。

設立者として取締役・テクニカルディレクターを務める清水様は、ご自身の経験からメンタルヘルスケアの重要性やオンラインカウンセリングの効果を知ったそうです。そこで、「マイシェルパ」を導入し、メンバーが不調や悩みを気軽に相談できる体制を整えました。

「経営陣のリソースをおさえつつ、手厚くメンバーをケアできるようになった」と清水様はお話しされます。

ベースドラムのご紹介と、清水様がどんな業務を担当されているか教えてください。

清水
ベースドラムは、テクニカルディレクター集団です。制作会社やクリエイティブエージェンシーとは異なり、ほとんどのメンバーがテクニカルディレクターです。

テクニカルディレクターの役割は、アイディアをつくるクリエイターとアイディアを実現する技術者の橋渡しをすることです。クリエイターと技術者は、仕事に関する哲学やモチベーションが全く異なります。そのため、一緒に仕事をするなかでスムーズにいかない局面が出てきます。

私たちテクニカルディレクターが、さまざまな技術やクリエイティブについて理解し、間に入って総合的に監督することで、アイディアを形にしています。

デジタルクリエイティブにおける「テクニカルディレクター」という職業の歴史はまだ浅く、2000年代前半には私を含む何人かが肩書として使い始めていたくらいでした。時を経て、テクニカルディレクターとして仕事をする人も増え、認知度を上げ、職業の価値を広げるために、ベースドラムという会社・職業団体を設立しました。

私は、取締役とし経営に参画しつつ、テクニカルディレクターとしても活動しています。

「マイシェルパ」をご検討・ご導入いただいた背景、当時抱えていた悩みを教えてください。

清水
ベースドラムは、メンタルヘルス不調に対してオープンな環境です。私自身も発達障害の診断を受けており折に触れて心療内科に通院していますし、メンバー同士で話しているときにメンタルヘルス不調の話題が自然に出てくる場面もあります。そのため、経営陣も以前からメンタルヘルス不調に悩む人がいることや対策の必要性を認識していました。

オンラインカウンセリングを導入しようと思ったきっかけは、私の実体験です。困りごとや悩みがあって大変だった時に、個人で利用できる他のオンラインカウンセリングサービスを利用したことがあります。担当者に話すことで問題点の整理などができて、すごく助かり、オンラインであってもカウンセリングにはある程度の効果があると感じました。

ベースドラムには、社員だけではなく、フリーランスも含めさまざまな立場のメンバーが関わっています。周りにメンタルヘルス不調に悩んでいる人がいることを考えると、福利厚生として導入することでサポートできるのではと思ったのです。

どのような流れで「マイシェルパ」の導入を決めたのでしょうか?

清水
オンラインカウンセリングの導入を探していたところ、総務・事務・人事などのバックオフィス系業務を統括している信頼のおける社員が「マイシェルパ」を見つけてくれました。「この人が提案するサービスなら間違いない」と確信し、特に他社サービスと比較することもなく、導入を決めました。導入して1年半になりますが、利用率も高く、「マイシェルパ」を選んで良かったですね。どのように「マイシェルパ」の利用導入を進めていきましたか。

どのように「マイシェルパ」の利用導入を進めていきましたか。

清水
入社時のオリエンテーションや社内の情報共有に使用しているNotionなどで福利厚生として紹介しています。

あとは、マイシェルパさんから送られてくる「マイシェルパだより」という案内をSlackで共有するなど、折に触れて存在を周知するようにしています。

もともとメンタルヘルス関連の話題にオープンなカルチャーなので、利用しているメンバーが「マイシェルパ」の話をする場面も多く、社内に福利厚生のひとつとして浸透していると感じていますね。

社員のみなさまのご利用状況を教えてください。

清水
メンタルヘルス不調や困難さを抱えているメンバーの何名かは、はっきりとした目的を持って、上手く利用しています。

もちろんそれも良いことなのですが、何となく不調は感じつつも「カウンセリングってよくわからない」「そこまで深刻な問題はない」と考えているメンバーにこそ、利用してもらいたいですね。一人で悩んでいると、どうしても視野が狭くなり、悩みが深刻化しやすいものです。カウンセラーに悩みを聞いてもらったり、客観的な意見を聞いたりすることで、少しでも課題が解決すると思います。

「マイシェルパっていうサービスがあるから使ってみようよ」と声をかけたり、すでに利用した人が体験談を伝えたりして、他のメンバーに周知してくれています。

カウンセリングは、はっきりとした病名がつくような不調ではなくても、効果が期待できるものです。心身の状態が良ければ仕事がはかどりますし、逆に状態が悪ければ仕事にも影響してさらに調子が落ち、悪循環に陥ってしまいます。コンディションが良いメンバーが多い状況は、会社・団体にとって非常にプラスになります。もっと多くのメンバーにカジュアルに使ってもらえるよう、いろいろ施策を考えたいです。

「マイシェルパ」を導入して良かったことはありますか。

清水
私たち経営陣の代わりに、メンバーのケアをしてくれる点です。もちろん、経営陣が、仕事上の課題といったメンバーの話を聞くことは大切です。しかし、1回あたり1時間くらいかかるので、「マイシェルパ」で話すことで解決することであれば、カウンセラーに相談してもらう方が、経営陣のリソースや費用対効果という面では良いと考えています。

「マイシェルパ」を利用し始めた1年半前よりもメンバーが増えているので、経営陣だけでは、きめ細かくケアするためのリソースを確保するのは難しいです。もし導入していなかったらケアが大変だったかもしれません。

またリソースの面だけではなく、メンタルヘルスの専門家であるカウンセラーに相談することで、私たちに相談するよりも課題解決につながるメリットもあると思います。

今後どのように「マイシェルパ」を活用していこうと考えていますか。

清水
より効果的なカウンセリングになるよう、上手に使うコツをメンバーに伝えられたらと考えています。当社はデジタルテクノロジー関連の仕事をしているので、「カウンセラーに仕事の悩みを相談しても理解してもらえないかもしれない」と相談をためらう人もいます。

マイシェルパさんと協力して、相談の仕方をイメージできる資料の用意や、具体的な相談例を知らせることで、さらに利用のハードルが下がり利用者も広がってくるのではと考えています。

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